板金筐体 設計・製作サービス

当社の板金筐体 設計・製作サービスの3つの特長

PROMISE01

3D CADを用いた製造性を考慮した設計を支援します(DFM:Design for Manufacturability)

PROMISE02

試作・小ロットから量産まで柔軟に対応

PROMISE03

VA/VE提案による製品価値の向上

当社の板金筐体 設計・製作サービスについて

金属筐体とは、金属を主な材料とした筐体のことで、特に剛性、防犯性、耐候性が求められる機器に採用されます。具体例として、ATM、通信機器、現金処理機などが挙げられ、これらは金属の特性を活かした筐体と言えます。

一方、筐体板金とは、筐体に使用される板金を指します。代表的な素材として、SPCC、SPHC、SECC、SUS、アルミなどがあります。金属筐体の仕様を満たすため、求められる品質とコストを考慮しながら、最適な材質を筐体板金の中から選定します。

精密筐体・フレームファクトリーは、2m×1mのハイグレードな筐体・フレームを始めとする、精密板金加工を得意としております。お客様の品質・納期・ロット数などのご要望にお応えすることをお約束いたしますので、まずはご相談ください。

PROMISE01

3D CADを用いた製造性を考慮した設計を支援します(DFM:Design for Manufacturability)

当社の設計サービスの中核は、3D CADを駆使した製造性考慮設計(DFM:Design for Manufacturability)にあります。Design for Manufacturabilityのプロセスでは、製品の機能要件を満たすことはもちろん、加工の難易度、精度、コスト、リードタイムといった製造現場の視点を設計の初期段階から織り込みます。例えば、材料選定においては、単に図面指示に従うだけでなく、過剰品質を避けるための材質変更(例:SUS304からSUS430へ)や、後工程を削減できるカラー鋼板の採用などを積極的に提案します。

また、加工者に対して設計者の意図が明確に伝わる図面作成を支援し、CAMプログラムとのシームレスな連携を図ることで、製造の立ち上げをスムーズにし、手戻りや潜在的な不具合のリスクを低減します。これにより、開発プロセス全体での効率化とコスト最適化を実現します。

PROMISE02

試作・小ロットから量産まで柔軟に対応

精密筐体フレーム・ファクトリーを運営する佐藤電機製作所では、お客様の多様なニーズに応えるため、1台の試作品から数百台規模の量産まで、柔軟な生産体制を構築しています。

特に2m×1mクラスの大型筐体や、高い平面度・直角度が求められる精密フレームの製作を得意としています。試作段階では、3Dプリンターによる樹脂型や板金積層金型を活用し、イニシャルコストを抑えつつ迅速な形状・機能検証をサポートします。量産移行時には、試作で得られた知見を基に最適な製造プロセスを確立。生産管理システムによって各工程の進捗をリアルタイムで管理し、ロット数に関わらず安定した品質を維持します。

一般的な納期は30日ですが、お客様の緊急な開発スケジュールに対応するため、最短3日での出荷実績もございます。

PROMISE03

VA/VE提案による製品価値の向上

当社は、単に図面通りに製造するだけでなく、VA/VE(価値分析・価値工学)提案を通じて製品価値の向上に貢献します。設計段階から積極的に関与し、品質、コスト、納期の最適化を追求します。

例えば、半導体製造装置の筐体において、全周溶接構造をリベット接合に変更する提案を行いました。
これにより、溶接による熱歪みと、その修正にかかる後工程を完全に排除し、コストを35%削減、リードタイムを半減させると同時に、寸法精度の安定化を実現しました。

その他にも、シルク印刷をレーザーマーキングに切り替えて版下代を不要にする、複雑な曲げ加工をカシメ構造に置き換えて工数を削減するなど、具体的な技術的根拠に基づいた改善提案を数多く実践しています。

板金筐体 設計・製作サービスに関するよくある質問

Q 貴社内で可能な加工を教えてください。

A

抜き、曲げ、Tig・ファイバーレーザー・溶接、カシメ、簡易的なプレス、組立(組立配線なし)が対応可能です。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、多様な加工ニーズに応えます。筐体やフレームの高精度な加工もお任せください。

Q コストダウンの提案をお願いすることは可能ですか?

A

「精密 筐体・フレームファクトリー」では過去にVE提案などの実績があり、小さなものでもコストダウンにつながる提案ができます。強度や品質を担保しながら、最適なコスト削減策を提案いたします。筐体やフレームの設計暖海におけるコストダウン提案もお任せください。

Q 対応可能な材料は何ですか?

A

「精密 筐体・フレームファクトリー」では、鉄系、ステンレス、アルミを多く取り扱っており、過去には銅の製作実績もあります。処理鋼板など後処理のいらない材料も多く取り扱っています。筐体やフレームに最適な材料の提案も行っております。

Q 処理は何が対応可能ですか?

A

協力会社にて、塗装、メッキ、アルマイト、シルク印刷が対応可能です。その他はご相談ください。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、多様な表面処理に対応し、高品質な仕上げを提供いたします。筐体やフレームの仕上げにも対応いたします。

Q 対応可能な板厚は何ですか?

A

板厚0.8㎜~3.2㎜の板金部品、筐体製作を多く扱っており、その他に関しては要相談となります。

Q どのくらいのサイズの製品を製作可能ですか?

A

4×8と言われるサイズである1219×2438が板材の規格最大サイズです。この規格サイズに応じて製作する、1m×2m×1mほどの筐体サイズまでが得意なサイズとなります。小型については、1cmほどの板金部品、溶接部品から実績がありますが、身近なもので言えばノートパソコン程度のサイズ感からの筐体製作がボリュームとして多くなります。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、筐体やフレームの製作において、お客様の要望に応じた最適なサイズで製品を提供いたします。

Q 量産はどれくらいまで対応可能ですか?

A

サイズや加工難易度にもよりますが、ヌキだけの製品なら~1000個(月産)位まで製作実績があります。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、製品の特性や要求に応じて最適な量産体制を整えています。大量生産のニーズにも対応可能ですので、詳細なご要望をお知らせください。筐体やフレームの量産にも対応いたします。

Q 取引先でなくても、筐体の相談や概算見積もり依頼は可能ですか?

A

もちろんです。どんな些細なことでも、手厚く対応いたします。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、新規のお客様からの見積もり依頼やご相談にも迅速かつ丁寧に対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

Q 試作板金加工は可能ですか?

A

可能です。数が1個からでも承っておりますので、まずはご相談ください。「精密 筐体・フレームファクトリー」では、試作段階での調整や改良、量産性の検証を繰り返し、最終製品の品質向上を図るための試作開発をお手伝いいたします。試作板金部品の加工に関するご相談もお待ちしております。