メッキレス化で、部品の生産リードタイムを1週間短縮

Before

半導体装置メーカーから、装置の枠に使用される部品について、頻繁に短納期での調達依頼がありました。従来の製造プロセスでは、クロメートメッキ処理を行う必要があり、リードタイムが長くなっていました。コスト削減も課題でしたが、特に納期を重視されるお客様であったため、リードタイムの短縮が課題でした。

After

従来のクロメートメッキ処理の工程をなくすメッキレス化を提案しました。
素材を従来の鋼材から、あらかじめ高耐食性のメッキが施された鋼材である黒ZAM材へ変更することを提案しました。これにより、お客様が重視されていた納期を1週間短縮することができました。また、最大1〜2割のコスト削減が可能になりました。

当社では、メッキコーテイングを行う工程が必要な筐体や部品に関して、黒ZAM材などを用いたメッキレス化が可能です。
メッキレス化は、生産リードタイムの削減やコストダウンといった大きなメリットをもたらします。

筐体の塗装・コーティングに関して
「塗装の工程を短縮したい」「概算のコスト感だけでも知りたい」
「コストダウンを考えているが、いい方法はないか?」
このようなご要望をお持ちでしたら、まずは当社にご相談ください。

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ポイント

黒ZAM材(溶融亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板)は六価クロムフリーであり、環境に優しい素材です。さらに、ZAM材特有の緻密なめっき層が、従来の溶融亜鉛めっき鋼板よりもはるかに優れた耐食性を発揮します。特に、切断端面や傷部での自己修復作用による赤錆発生抑制効果は顕著です。これにより、製品寿命の延長やメンテナンス頻度の低減にも繋がり、トータルコストの削減に貢献します。