手作業の塗装から、粉体塗装レス化で大幅コストダウン
Before
ラック用の添付品の原価を下げたいというご依頼を頂きました。従来の製品はSPCCやSECC(QS)といった素材に人の手で粉体塗装(メラミン)を行っていましたが、お話を聞くとこの塗装費が原価の大部分を占めていることがわかりました。また細長い部品のため、機械による自動化が難しく、手作業で発生するコストが課題になっていました。
After
コストを圧迫している塗装工程をなくすために、材質変更による塗装レス提案を行いました。材質は、SPCCやSECC(QS)など粉体塗装が必要な素材から430KDや304KDに変更することを提案しました。
これにより塗装工程とそれに伴う人件費を削減し、大幅なコストダウンを実現しました。また塗装工程がなくなったことで、リードタイムも短縮することができました。
お客様が素材に関して柔軟に対応してくださったことで、このような抜本的な解決をすることができました。
当社では、2枚目の画像のようなヒシメタル鋼板など、お客様のご用件に合わせた素材変更による塗装レス化が可能です。
塗装レス化は、生産リードタイムの短縮やコスト削減といった大きなメリットをもたらします。
筐体の塗装・コーティングに関して
「塗装の工程を短縮したい」「概算のコスト感だけでも知りたい」
「コストダウンを考えているが、いい方法はないか?」
このようなご要望をお持ちでしたら、まずは当社にご相談ください。
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ポイント
塗装レス化は、製品コスト削減と環境負荷低減につながります。塗装工程を廃止することで、材料費、人件費、設備費、廃液処理費などのコストを一掃します。SPCCやSECCから430KDや304KDなどの塗装不要なステンレス鋼へ素材を変更することで、塗装工程自体が不要となります。これにより、製造リードタイムが短縮され生産効率が向上。塗装剥がれの心配もなくなり、製品品質も安定します。初期費用を抑えつつ、長期的なコスト削減と環境貢献を実現するアプローチです。